トルーマン・カポーティ 真実のテープの作品情報・感想・評価・動画配信

「トルーマン・カポーティ 真実のテープ」に投稿された感想・評価

LeShinji

LeShinjiの感想・評価

3.0
公開時に映画館で観ました。
監督のカポーティという人間への理解が浅いからなのか、作品に対する共感が足りないのか、あまりいい映画ともドキュメンタリーとも思えませんでした。残念。
きき

ききの感想・評価

3.5
なにかにとても飢えていたひとだったんだなあ、とおもった。
すごく陳腐にいってしまえば、その飢餓感や渇望感が創作のエネルギーになっていたのかもしれないけれども。
この映画をみたあとに、そういえば村上春樹さん翻訳の『誕生日の子どもたち』を買ったまま未読だったことをおもいだして読んでみたのですが、その幼少期の飢えのようなものが詰まった短編集でした。
動いて喋るカポーティを見たの、たぶん初めてかも。 なぜあれだけ多くの人を惹きつけたのかがよくわかる。とにかく魅力的。 カポーティの女性からの人気の凄さを改めて認識。 ゲイであることは関係ない。いや、ゲイだからこそか。 「美しい生き物」「妖精のような美少年」その他、最大級の賛辞が並ぶ。

その一方で、病的な虚言症や不幸な生い立ちによる孤独感なども容赦なく抉り出される。 そして、そのカポーティの内面に巣くっていた暗闇ゆえに『叶えられた祈り』を書き、彼を愛していた女性たちを裏切ってしまうことに。 やや型にはまった人物造型であることは否めないし、ホリーのモデルを母親のリリー・メイに求めるところはいささか性急では。

それでも、事実に基づいた良質なドキュメンタリーなのは間違いない。
ss

ssの感想・評価

3.6
カポーティの伝記映画。3人称の視点から語られる。カポーティが『与えられた祈り』で社交界のゴシップを暴露したのは、カポーティの母の弔いであったという大胆な仮説が提示される。

社交界は英語で「(high)society」だが、アーレントの「社会的なるもの the social」という概念はこれに由来している。『ラーエル・ファルンハーゲン』や『人間の条件』で述べられているが、上流社会では身だしなみから立ち振る舞いまで様々なルールを守らねばならず、そこでは全員が画一化する。そしてこれは、マルセル・プルーストが『失われた時を求めて』で皮肉っていることでもある。

カポーティが画一化に対して憤りを抱いていたかは定かでないが、社交界に対する批判的な姿勢はプルーストやアーレントと共通しているところがある。
甲冑

甲冑の感想・評価

3.5
いつか読むリストにある『冷血』の前に人物の背景が知れて良かった。殺人鬼もハイソサエティも深部に迫るほど代償は大きかった様子。ニューヨーク黄金時代の「黒と白の舞踏会」や社交界を干された後入り浸ったディスコ「スタジオ54」の様子も良かったし白い粉が完全に回ったままテレビに出ている映像も良かった。

・名探偵登場
・54 フィフティ★フォー
Remy

Remyの感想・評価

4.0
カポーティの人生を知らなかったので学びだった。プラザホテルの舞踏会がとても印象的。奇妙なキャラクターを演じつづける矛盾から転落に向かう。でもこの筋書きは出来すぎているという研究者の指摘を読んだ。創造されたドキュメンタリーに騙されたのかもしれない。しかし、それもカポーティの仕掛けた罠というわけだ。
カオチ

カオチの感想・評価

4.0
小柄で妖艶な美男子作家。
しかし蓋開けてみるとそこにいたのは、
甲高い特徴的な声で毒舌を吐く
噂好きの性悪ゲイ。

予告でも言っていた通り、
“誰もが一度は会いたいと願うが
一度あえば二度と会いたくない男”

そうそれは、ニューヨークの華やかなセレブリティの中で、彼が生き抜く為に身につけた技。
ひとつ壁を隔てた内側にはいつも冷めた自分の姿が。

同性愛の映画を沢山観てきた人なら分かると思うけど、その当時の同性愛者に対する世間の目、そこから身を守る為には、何かしらキャラクターを創り出す必要があったんじゃないのかなー。

そしていつしかその技に飲み込まれ
自分を見失っていく。

装ってる自分が本来の自分ではないと分かっていても、
装った姿が周囲の人にとっては自分。
(分かり易く言うとゆうこりんのこりん星ね)

もう引き返せないし、引き返す場所もない。

唯一心を開いていたであろう女優の喪失や
心身の不均衡、
そして何より未完の問題作とされる
叶えられた祈りに対する人々の期待と重圧。
それらによって徐々にドラッグに溺れてく事に。
その生きる事に不器用過ぎる姿が、
観ていてどうにも辛く、
予想外に後半はうるっときていました。

養女に伝えた
自分自身を見失わないでというメッセージ。
それはカポーティ自身への祈りでもあったと思います。

よく出来過ぎている、これは作り話だ
そう言われている様ですが、
私は本当であると信じたい。


※こちらの作品は公開当日に劇場で鑑賞しました。レビューにいつまでかかってんだよって話なんですが😅
実はFilmarksでオンライン試写会に参加させて頂く予定だったのですが、仕事の都合で視聴出来ず、どうしても観たい気持ちと、申し訳ない気持ちで早めに鑑賞致しました。
ですが、ほんと素直な感想を言うと、オンライン試写会で観なくて良かったなっていうのが本音です。こんなの3日以内に感想なんて絶対書けない😔
Filmarks、オンライン試写会の運営様、改めて申し訳ございませんでした🙇‍♀️そしてオンライン試写会に参加希望で当選されなかった方にも大変申し訳ありませんでした。
お詫び申し上げたます🙇‍♀️
evi

eviの感想・評価

4.5
「面白がってはくれるけど誰も僕を愛してはくれない。だから騒いでやるんだ」という言動がトルーマン・カポーティらしくて印象に残ってる。

幼少期のトルーマンの救いだった従姉妹のスックが作ったジンジャーのクッキーを肌身離さず持っていたというエピソードに泣きそうになった。
ショウT

ショウTの感想・評価

3.1
この映画を知るまでこの人の事を知らなかった。僕が物心つくまえに亡くなっているけど、彼の生きているリアルタイムで存在を知っていたらよかったなと思った。
まずは観てないティファニーで朝食ををみてみよう。
カポーティを尊敬するとか羨むというのは無いんだけど、むしろどんなに頑張ってもこんな風になれやしないから憧れちゃうのかも、ゲス野郎だったと言われながら彼が死んでから笑ってないわとも言われる、最悪の天才を地でいく存在ってかっこよすぎるよ
腹の内が誰にもわからないままなのも更に魅力的

カポーティの文章って哀を感じるなと思うし、この映画で語られる彼自身からも哀を感じた
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