麻生さくや

ブレイブ 群青戦記の麻生さくやのレビュー・感想・評価

ブレイブ 群青戦記(2021年製作の映画)
2.6
これも気になりつつも近くの映画館で見れなくて断念した「ブレイブ〜群青戦記〜」

ある日、落雷とともに桶狭間の古戦場近くにあったエリート高校が学校ごと戦国時代へとタイムスリップしてしまう。
そこへ攻め込んで来た信長軍に人質を取られて、仲間を取り戻すために部活で培った現代のスポーツで信長軍に立ち向かう…という青春SF作品。

一言で言うなら予算をかけて作ったB級映画(挑戦的な変化球という意味ではなくて…)これは映画館まで見に行かなくてよかった…
設定からして無茶苦茶だから、そこはむしろ気にならないんだけど、怪我の手当の間だけ襲ってこない敵とか、なんの功績もあげないで逃げようとする主人公をのっけから信じる家康とか…
主人公と結末だけありき…であとは全部そのための道具と捨て駒の扱いだし、あまりにもご都合主義が過ぎる脚本……
会話もいいことやそれっぽいことを言ってるふうだけど、噛み合ってないところばっかり。
いい話ふうだけど、助けに行って救った人質よりも、助けに行った側の犠牲の方が圧倒的に多くて、そっちの命はどうでもいいの?…とか
挙句にオチにも意外性はなかったし…
一箇所だけ、藤吉郎が刺されたところは「へえ、コレはどう回収するんだろう?」とちょっと期待したのに、まさかのガッカリ展開…
本広克行 監督は「サマータイムマシンブルース」って言う過去の功績があるから期待はしてるのだけど、この前の「ビューティフルドリーマー」も酷い出来だったし…脚本しだいってことなのかなぁ…
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