FJAM映像制作

星の子のFJAM映像制作のレビュー・感想・評価

星の子(2020年製作の映画)
3.6
公開時に観られなかったのでAmazon primeで鑑賞。

キャストの皆さんの演技が良かった。
特に黒木華さんは本当に爪痕残すなぁと毎回思う。

信じるということがテーマで、これは人間において最も脆く、最も強い能力なのではないかと思っている。

何を信じるかは人それぞれだが、強く信じるものがあり、疑わない人は幸福度も高いのだろうかとたまに考える。
自分があまり何かを信じる人間では無いので羨ましく感じることもある。
信じきるって難しい。


ここからネタバレだが












ラストシーンの星を見るところは本当は流れ星は一度も無かったのではないかと思う。それでは両親は流れ星が流れることを信じていることで見えたのではないか。

人間は見たいものは見たいように見えるし、見たくないものは見えない。

ただ、ちいちゃんはあの瞬間流れ星が見えていないのに見えたと嘘をついた。それは両親への私も信じているという優しさでもあるように思う。

その後父に3人で見ようと言われてからしばらく見ているが、流れ星は流れない。
これがこの映画が示した3人の行く末を表しているのだと思った。

このカットの時には観客に対しても星空が見える構図になっていることで、本当は流れ星は流れていないと推察した。
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