むぎ

星の子のむぎのレビュー・感想・評価

星の子(2020年製作の映画)
2.8
普段から友達とカルト宗教(笑)の話よくしてて、流れで見に行った
どの宗教モデルにしてますとかなんにも明かされてないけど、もう明らかにあの宗派のことなんだろうな〜!みたいな作りの精密さ。お笑い作品として観てしまった、ごめん。

私自身身近に宗教の信仰者をたくさん見てきて、信仰自体は全然好きにすればいいと思ってる派なんだけど、ずっと感じてた違和感や気持ち悪さ(静かな強要)をちゃんと描いた作品だな〜と思った
静かな強要、抗えないんだよね。「私は信仰に頼らなくても大丈夫です」「今の私には必要ないです」って言っても、「でも、信仰してないことには分からないでしょう?」「よく知りもしないで必要ないって言うの?」って言われるんだよね。こうなると何も言い返せないんだよねまじでわかる

この作品の芦田愛菜は抗おうとはあんまりしてなくて、半分信じてる側だったから全共感!ではなくてちょっと立ち位置難しいなと思いながら観てたけど、生まれたときから家がそういう感じだともう無意識にそうなってるんだろうな自分自身も


あとは私も中学時代数学の先生好きだったから自分と重ねて観よう!と思ってたんだけど、なんか芦田愛菜の愛情表現が独特すぎてちょっと引いた(絵描くの何?笑)
岡田将生は本当にこういう役似合うなぁぁぁ、根はいい人なんだろうし憎めないんだけど絶妙にウザくて余計なことすんなよあっち行ってくれ……みたいな役がまじで似合う。ハマり役。

綺麗な作品だった、原作読まなきゃって思いながら3年経ってしまった
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