イクマル

星の子のイクマルのレビュー・感想・評価

星の子(2020年製作の映画)
3.7
映画が両親のはまっている宗教を悪にも良いものにもしてなくて好感が持てた。たぶん、人の信じているものって他人がどうこう言うものじゃない。(高いものを買いすぎて家がどんどん貧乏になってく、とかは悩むし、兄弟から見たら止めたくなるけど...)
その点、美人の友達の彼氏はすごくアホそうに見えて、偏見などを持っていないいいやつだった。「そっかあ〜親が信じてるのかあ〜」
岡田将生に罵られたあとの美人の友達の対応も素敵だった。「あいつ、性格悪いね。」

ただ、ここで言いたいのは、両親は自分たちの意思で、この宗教に入って、自分たちで稼いだお金で信仰しているから他人にとやかく言われなくてもいいけど、主人公は子供である芦田愛菜ちゃんてこと。子供の頃って、見えてる世界が全部だし、幼いころから両親が言ってることとか考え方ってすごく刷り込まれてる。信仰の自由を唱えるなら、信者の子供にも信仰するかしないかの選択肢をしっかり持てるようにしてほしい、と思った。

最近見る黒木華は少し怖いなあ。
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