ザムザの女

ジョゼと虎と魚たちのザムザの女のレビュー・感想・評価

ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)
-
全体的に「君の名は」が好きな客層をターゲットに脚色されてるのかなぁという印象。恒夫がフツーに真面目で勉強熱心な大学生という時点で…ね笑 実写版に色濃くあったエロティックな要素が排除されることは分かってたぶん、その分プラトニックな関係性だけでどこまで描けるのか?ということに期待していただけに、BGMの使われ方とか、登場人物たちの表情・仕草とか全体的にキラキラし過ぎてて、ご都合主義な展開だったなぁ… って印象が残った。これこそ「感動ポルノ」って批判されそうな作品な気がするんだけど、どうなんだろう。同じ身体障害を抱えたヒロインが出てくるアニメでも「聲の形」はその壁を越えられてた気がするんだけど、どうもこの作品は受け入れられなかったな…
と、言いたいことはここに書ききれないくらいいっぱいあるけど、改めて考えて、日本の実写版、アニメ版、韓国の実写版と何度もメディア化される原作の力、すごいな…
こうなってくるとちゃんと原作と韓国版にも目を通して四つの物語を徹底比較・考察したいなと思った
ザムザの女

ザムザの女