harunoma

すでに老いた彼女のすべてについては語らぬためにのharunomaのレビュー・感想・評価

5.0
めちゃくちゃおもしろい。
featuring 中野重治(小説「五勺の酒」・詩「雨の降る品川駅」)、夏目漱石、幸徳秋水とか。パンフに「アンブレイカブル」「コミック雑誌なんかいらない」「アタラント号」「鏡の女たち」(記憶違い、この次の年)「バトル・ロワイアル」小津全作品、ルノワールなんかが載っていた気がする。

ワークショップの専門家、万田邦敏、贋の自然主義、杉田協士、
2005(トニスコ、スピルバーグ、マイケル・マン)か2012からか(トニー・スコット、ハリス・サヴィデスの死、フィルムからDCPへ)は分からないが、これらと、その中間か、露悪作家深田や河瀬をはじめ、
これらとその中間は、浜田竜介スタグフレーション

映画における「存在の問い」と労働を、消し去り、価値を問わず、(世界まで)の演出という言葉のもとに、誰もが平等に、どこでも、「誰でもかまわない」(ドワイヨン)=フィルムをシネマだと、呼び始め、喋り始めた。
ここにあるのはあくまでも立場設定と意気地なしによる、デフレスパイラル容認と本当に新、自由主義の焼き直しから開き直りとなった。
民主主義は、映画における存在の問いと労働を、俳優と世界から奪ったのだ。
シチリア!ひどすぎる、世界を侮辱するなんて』(1998, 66min)Sicilia! Troppo male offendere il mondo. 世界と空ショット 
小津安二郎のささやかな労働、存在の問いと歴史と遊び。
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