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ウィズアウト・リモースのKEIYAのレビュー・感想・評価

ウィズアウト・リモース(2021年製作の映画)
3.4
トムクランシー原作のジョン・ケリーを主人公としたミリタリーアクション。ある作戦後、特殊部隊のメンバーが次々に暗殺され、主人公ジョンは生き残るも妻を殺されてしまう。ジャック・ライアンの上司でもあるジェームズ・グリアの姪カレンと協力し、事件の真相を突き止めるというストーリー。

ありきたりなミリタリーアクション作品だった。事件の黒幕は、キャスティングで予想ができてしまった。面白いシチュエーションでのアクションシーンがあり、マイケルBジョーダンが主演ということもあって、退屈ではないが、いくつかツッコミどころがあり、また、王道な展開。主人公もとにかく復讐に駆られたただの復讐の鬼で、あまり興味深いキャラクターではなく、エモーショナルなシーンはなかった。
冒頭の銃撃シーンは、どこか映画セット感が感じられ、ライティングやセットのクオリティが低かったように感じられた。
ラストにもう一発派手で緊迫したアクションシーンが見たかったという物足りなさがあった。ジャックライアンのTVドラマや映画にあるような、深い闇の真相に迫っていく展開や現代の社会情勢と絡めた物語、行く先々での主人公の葛藤などといった要素をもう少し盛り込んで欲しかった。
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