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名探偵コナン 緋色の弾丸のmitakosamaのレビュー・感想・評価

名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)
3.4
今年のコナン映画は赤井ファミリーを扱ったもの。

物語は超伝導リニアの試乗会が舞台。それにまつわる誘拐・監禁事件が起き小五郎が警備。

イベントにはゲストとしてFBI長官が参加。
ええええ?こんなイベントによりにもよってFBIの長官が参加なの?赤井を絡ませるためとはいえ、その設定はちょっと無理が無いか?政府高官にしても他にいるだろうに。コナンも「何故FBIの長官が?」ってことは疑問に思わなかったのか?

で、FBIが絡むので赤井・ジョディ先生・キャメルが裏から捜査。さらに赤井の関与で、家族である世良・羽田、そしてメアリーが絡んでくる。しかし、正直家族を絡ませる意味がそんなに無かった気もする。特に謎のキャラのメアリーは最後まで謎のままだし、物語の本筋である事件に何の関係もない。
ぶっちゃけ赤井とFBIだけで良いよな。世良が事件に関与し探偵を始めた理由もよく判んないし。

あと、羽田が天才棋士として事件解決に関わるのは良いけど、女の趣味が悪過ぎじゃね?(笑)由美タン、酒癖悪くて態度も悪くて地雷女じゃんか。萌える要素が何も無い。

まぁ、アクションとしてはとても盛り上がった。リニアが直線で真空になる事を利用してライフルで狙撃するというのは荒唐無稽だがやっぱり面白い。後半の盛り上がりはやっぱりスゴいね。
一方でこの数年のコナン映画の特徴だが、もはやミステリーものとしての犯人探しの面白みが薄くなっているのも事実。

冒頭のシカゴのシーンの格好良さは素晴らしい。抜群のセンスだと思う。
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