橘

名探偵コナン 緋色の弾丸の橘のネタバレレビュー・内容・結末

名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

赤井秀一のオタクをして早6年、とうとう推しがメインで出演!!!
しかも主題歌は東京事変で、公式にTwitter見られたのでは疑惑が噴出するほどのご褒美を頂いたときからはや1年。
待ちに待った公開日に劇場へ足を運びました。

内容としてはそこそこの出来だけど、オタクには垂涎モノな展開がちらほら。

リニアの性質と赤井が組織から呼ばれている“シルバーブレッド”という2つ名を掛け合わせた今回の作戦や、証人保護プログラムによって助けられたジョディがそれを恨む犯人を確保するというのは中々。

公開前から「赤井家」を大々的にフューチャーすること、また最後にサプライズがあることが青山先生から明かされていた中、オタクの考察合戦は加熱……。

原作で丁度赤井家も取り上げられており、メアリーの幼児化が発覚(と言えど噂はあり)し、残すは行方不明の父親・務武のみ。

前回赤井秀一が取り上げられた「異次元の狙撃手」では、EDのあとにそれまで作中で死亡していた赤井秀一が沖矢昴として変装し生きていたことが明かされたこともあり、大体のオタクは皆務武生存発表か?とそわそわしていたけれど、残念ながらそれはなく……。
ここで務武が出てればもっと興行収入爆上がりだったのではないかと思うけれど原作の都合もあるからなんとも言えない。


正直劇場版は初期作品が純粋な推理物としてのエンターテインメント性が高すぎて今のキャラにフォーカスした描き方はやや物足りない気がしてしまう。

今回フューチャーが予告されていた赤井秀一のシーンもゼロの執行人のときの降谷と比べれば少なく感じるし、バランスを取ろうという意識は感じるものの、来年の警察学校組も腐女子層をターゲティングしている事は明白なのでその辺の改善をお願いしたい。

また展開もここ数年、
事件→犯人判明→一件落着かと思いきや爆発
がお決まりになりすぎていて、初見の人はかなり楽しめるが(この展開が導入された初回の純黒はいまでもお気に入り)何度も毎年通っている人間からするとそれ以外の展開も欲しくなってしまう。

来年への期待をこめて!
橘