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ミス・アメリカーナのnochuのレビュー・感想・評価

ミス・アメリカーナ(2020年製作の映画)
5.0
テイラーの曲に出会ったのは中1の時、丁度英語の授業も本格的に始まって自分にはリスニングの才能があることも分かり英語の曲を聴くことが楽しくて楽しくてしょうがなかった、洋楽や海外への興味を開いてくれたのは紛れもなくテイラーだった、自分の携帯もまだ持ってなくてPCや iPadで彼女のコーディネートを探してはうっとりと眺めたり海外のセレブネタを発信してくれるサイトに毎日アクセスしてテイラーを探したりあの頃の思い出にテイラーはつきものだ、初めて買ったCDもテイラーのRED、歌詞カードのブックレットと翻訳を舐めるように見てた、ギターを手にしたいと思ったのも彼女のおかげで大して上達していないけれど今でも細々と続けているしこれからもきっとそうだと思う、1989がリリースされた時ももちろんCDを買った、1989ツアーの動画を観た時はカッコよさ可愛さお茶目さカリスマ…テイラーの全てが煮詰まっていて頂点に達していて震えた、何回も観たし今でも観てる、特にyou are in loveの弾き語りで毎回感情が昂る、REDも捨て難いけど1989は本当に異次元だった、Reputationは曲はとても好きだがMVやテイラーの趣向がそれまでと違うことが当時の幼い私には少しショックで距離を置くようになった、このドキュメンタリーの中でもテイラーが吐露していたように当時の私は彼女に対して自分の中にあるREDや1989の時のようなスタイル抜群で完璧でグッドガールなテイラー(彼女は自分に求められている理想を完璧に把握してそれを与えることに凄まじい努力をしていたとドキュメンタリーを観て思った)を求めていたのだと気付いた、そしてあまりテイラーを聞かなくなっていた時loverをふとしたキッカケで聴いてとても心が震えた、まるであったかい毛布に包まれているような…初めてテイラーの曲を聴いて涙が出そうになった、loverのアルバムの他の曲も聴くと彼女らしいキュートなボイスはそのままだが更にパワーアップした感じが漠然として震えた、今までの作品からは感じ取れなかった強くて優しくて言葉では言い表せない何かがテイラーの中に新しく備わっていることにアルバムを聴いて気付いた、この新しく備わった何かの詳細がこのドキュメンタリーには詰まっている、彼女は成長するアーティストだ、スーパースターの一過性、女性としての全盛期とかテイラーにはない、これからも一緒に歩みたいと思わせる最高のアーティストだと思う、次のアルバムもとても楽しみ
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