シネマ5454

ひとくずのシネマ5454のレビュー・感想・評価

ひとくず(2019年製作の映画)
3.9
2023-186本目

児童虐待、負の連鎖、からの鎖を外す物語。

とにかく、ものづくりにかける思いを感じます。歪な形や色調の画面、滑舌の悪い話し方、おそらく狙ったものではないと思います。でも、そんなことは瑣末なことで、伝えたいことがある、作りたいものがあると熱い、作り手、監督の意気込みを感じます。
と言うか、ゲップが出るほど、意気込みしか感じません。(褒めてるつもりです)

だから、たくさんの人にはお勧めしないし、デートなど恋人たちの甘い時間には全然向きません。

やりきれなくて、安い冷や酒を飲みたい、とか、バカみたいにデカい焼酎に似合う映画。

シャンパンを飲みたいわ、私にはワインが流れてるの、みたいな人には合わないと思います。

ど底辺を彷徨いながら、必死で弱いものを守る作品。
覚悟して見るぞ!と言う人にはお勧めです!

エロはほぼなく、グロもそこまでないです。ただ、今流に言うと、クセが強い!!(古いですかね。)
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