RIO

インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者のRIOのレビュー・感想・評価

2.5
名状しがたい混乱に負のループが止まらない
一つの嘘から始まって辻褄合わせでまた嘘をつく
益々、悲劇が起こっていく
そして迷妄していく運命

実業家のアドリアーノは愛人ラウラを密室のホテルで
殺害した容疑者となった
凄腕弁護士フェラーラが現れる

アドリアーノは証拠隠滅のためにはどんなことでもする
良心の呵責を感じない悪魔性

前に先輩に「虫が怖ーい!」と言ったら
「虫の方がお前のことが怖いはずだよー!」と言われた
ホントだ!それがまったく的を得た言葉だったので
何かとよく思い出す

殺人事件の全貌が見る側によって
全く変わってくる

悪いことをたくらむ人間の持つ臆病さが
吊り下げられた罠に飛びつく…
陽に当たりたい名声や地位、陽に当たりたくない心の闇
彼にまた陽が登る日が来るのだろうか
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