チョーヒカル

プロミシング・ヤング・ウーマンのチョーヒカルのレビュー・感想・評価

3.7
ネタバレを先に見てしまっていたのでちゃんと評価できているのかわからないけど。
サスペンス的な感じかと思いきやどちらかというとダークユーモア、ダークコメディだった。

ポップな世界観で凄惨な現実を描く。序盤のキャシーを家に連れ込んでいた男たちがリアルすぎた。いる〜〜ある〜〜ウォ〜〜となった。「俺はいい奴(ナイスガイ)なんだよ!」と自分に言い聞かせる彼らの惨めさよ。人を傷つけるのが「極悪人」だけの世界なんてない、みんないろんな一面があって、誰かの良い友達だったり、息子だったり。それでありながら酷いことをするんだよ、忘れたらいかんな。

彼氏役のボーの使い方がめちゃめちゃ上手いなと思った。いい意味でまの抜けた、まさにナイスガイではまり役。

キャシーは最後まで優しかったな。いつだって「忠告」までしかしない。優しすぎるぜ。

若かりし頃ノリで誰かを傷つけていなかったか、あらためて自省。