おぱん

プロミシング・ヤング・ウーマンのおぱんのレビュー・感想・評価

3.8
怒りのエネルギーがすごい。
キャリー・マリガンが主演の話を貰った時に「この主人公を他の俳優が演じると思うと不安と怒りが込み上げてきた」と言っててそれって最高の感情すぎる。まるで自分のために作られたかのようなもの、それに出会う瞬間っていつもゾクゾクするよね〜

題材は重いけどポップでキュートな音楽とセットでテンポよく進みストーリーに引き込んでくれる。あくまでも現実的な復讐、それがまたクール!

わたしは怒りの感情をすぐに悲しみに全振りしてしまうので外に向けてエネルギーを発射できず悶々としてしまい、それでいて絶対にゆるさないのでタチが悪い。何かあった時に瞬時にポップにキレることのできる人を尊敬していて、やっぱりその場でめちゃくちゃに怒れる方が健康で正しいんだろうなと思ったりなどした。

ベッドボードの天使の羽、カフェの壁に飾られたアート作品、レストランの照明、それらとキャシーが重なった時に見える宗教的なテーマ、キャシーは天使?

;)