キャリーマリガン主演ということでずっと楽しみにしてた！導入でCharlie XCXのboysが流れた瞬間すでに爆上がり。映画に対しては個人的に気持ち良かったが率直な感想。
一体、酔っ払った女性を「ヤレそう」という先入観はどこからやってきたのだろう。なんなら同性の私も思う。反対に男性が酩酊状態でも(私は)ヤレそうとは思わない。
きっと我々が愛するエンターテイメントの世界なのだろうと想像すると落ち込むけど、「ヤレそう」てイメージが作られ、共感する気持ちが大衆化したのかなぁ。
女性もその偶像に呑まれる人もいる（&時に求めてる人さえもいる）から、そのループが生まれる。性に対しての考えは自由だけど、厄介なのは大衆化して、そうじゃない人を巻き込んでしまったとき。。そして感覚が麻痺したことに無自覚な我々がウヨウヨいること。。今回はそのケースだったので辛かったのと、絶対に見逃さない主人公の信念と復讐が最高だった。本作が製作され、現にインパクトを残したことも見逃されがちな社会問題であったことが浮き彫りとなって興味深い。監督がしきりに「この映画には悪者はいない」と強調してたのが印象的だった。
この映画が素晴らしいのは、シリアスな問題を扱いながらも、音楽や映像の演出やコメディ要素が純粋に面白くてバランス感覚が優れている所。
経験も性別もいろんな影響で意見が分かれそうだからこそ考えが深まる良映画。ぜひ観賞後は、みんなと話してみたいと思いました。
