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プロミシング・ヤング・ウーマンのmuminのレビュー・感想・評価

4.5
制作にマーゴット・ロビーが関わっていることもあり、期待値高めで鑑賞したけど凄かった。

女性への性的暴行、虐待による世間への訴えが痛い程に伝わってきた。

キャシーの死にしてなお、当事者にダメージを与えようとする姿勢。
彼女の復讐心は恐ろしい。
だが恐ろしいのは男性で、女性はただ被害者なのだ。

現状、女性の訴えは世間に届かず、男性の踏み台にされる。
そんなメッセージが込められている気がしました。

当事者、傍観者はみな罪から逃れ、記憶は薄れていき被害者だけが痛みを背負って生きていく。

当事者は逮捕されて罪を償って終わりだが、被害者に終わりは無い。

一生、あの時あった出来事として記憶に残り、苦しみを背負って生きていかなくてはいけない。

性的暴行を無くすために何をしたら良いかを考えさせられました。

素晴らしいという言葉が適しているか分かりませんが、エンターテインメントとして傑作でした。
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