制作にマーゴット・ロビーが関わっていることもあり、期待値高めで鑑賞したけど凄かった。
女性への性的暴行、虐待による世間への訴えが痛い程に伝わってきた。
キャシーの死にしてなお、当事者にダメージを与えようとする姿勢。
彼女の復讐心は恐ろしい。
だが恐ろしいのは男性で、女性はただ被害者なのだ。
現状、女性の訴えは世間に届かず、男性の踏み台にされる。
そんなメッセージが込められている気がしました。
当事者、傍観者はみな罪から逃れ、記憶は薄れていき被害者だけが痛みを背負って生きていく。
当事者は逮捕されて罪を償って終わりだが、被害者に終わりは無い。
一生、あの時あった出来事として記憶に残り、苦しみを背負って生きていかなくてはいけない。
性的暴行を無くすために何をしたら良いかを考えさせられました。
素晴らしいという言葉が適しているか分かりませんが、エンターテインメントとして傑作でした。