すのう

プロミシング・ヤング・ウーマンのすのうのレビュー・感想・評価

4.2
過去にトラウマを持つ美しい女性の復讐劇
元医大生の優等生。なのに、30歳になる彼女の現在は小さなカフェの店員として少ない給料で働き実家暮らし。
夜になると、酔ったふりをして、近寄ってくる男性を懲らしめるという謎の行動を繰り返していました。

最初は彼女の行動が読めなくて不穏な空気が漂います。
しかし、ストーリーが進むごとにだんだん彼女の行動の理由がわかってきますし、一人の女性として人間味のある行動が出てくるのでヒロインに愛着が湧いてきます。

人の他人への無関心さや、若い世代特有の軽いノリ、集団の行動による理性の麻痺、暴力、復讐と取り上げられるテーマは重いのですが、
ファッショナブルでポップ、コミカルさとユーモアが効いていてテンポがいいので見やすいです。
実際に出演者の多くにコメディアンが起用されています
そのチグハグさに中毒性があります。

コロコロ変わるヒロインのパステルカラーの可愛いファッションやコスプレ、
要所要所でのクール音楽の挿入など演出が良く、作品通してとにかくかっこいいんです。
特にブリトニースピアーズの名曲「Toxic」が絶妙なアレンジ挿入されているシーンが最高に盛り上がりました。

ストーリーの節ごとにある数字の意味とは?
衝撃のラストも好きです
すのう

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