このレビューはネタバレを含みます
最初、あのお父さんはゆっくりした走馬灯を見ているのかと思ったのですが、全部妄想だったなんて……。しかも3つの人生を並列に生きているという変態っぷり。ヤバいですね。
脳が萎縮しながらも選ばなかった別の人生のシミュレーションにリソースを割きまくった結果、本当の人生を疎かにしてしまうとは何事ですか。娘の名前くらい迷わず呼んであげて。
まあでもああいう性格だからこその現在なんだろうなって感じがして、謎の説得力がありましたね。
色々と余白の部分を想像させてくれる映画でした。
しかし娘さんの気持ちを思うと切ない……
いやあ。ああなる前に死にたいものですね。