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映画 えんとつ町のプペルのFのレビュー・感想・評価

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)
4.0
映画納め、今年1楽しみにしてた作品。
予告の完成度が高すぎて、上映前から主題歌にはまり歌詞暗記するくらい聴きまくった。批判的なレビューも結構あったので、ちょっと怖かったけど満を持しての鑑賞。

めちゃめちゃ良かった。いい映画を最後に観られた。ストーリーはいたってシンプルだし、言ってしまえば予告通り。想像通りに進む、まぁそうだよなってなるけど、その王道さがいい。とてもいい。夢を諦めずに追い続ける姿は本当に清々しい気分になる。今、伏線張ったなってめちゃめちゃ分かりやすいけど、ちゃんと綺麗に全部回収してくれるし話の完成度がとても高く感じた。こういうテーマ、ちょっと前までなら斜に構えた見方してたのに素直に観られたの人間としての成長を感じる。

また、アニメのクオリティーが本当に高すぎてディズニーを超えるって言葉は伊達じゃないと思った。あれだけ複雑な街を細かいとこまで描ききってるの本当に凄い。煙に覆われたえんとつ街の設定なので、終始暗い中での街の明かりのシーンが多かったがとても綺麗だった。

唯一、途中MV的に入る曲は要らなかった気がする…せっかく話で面白いのにちょっと間ができてしまうというか、曲の間はセリフが入れられないので中弛みしてしまっていた気がした。

声優陣はみな良かったが、國村隼が圧倒しすぎてて本当に凄かった、声だけであれだけの存在感を出されるのはもはや怖い。芦田愛菜さんは言わずもがなだけど、改めて天才すぎだなと。 

2020年劇場60本目、たくさんの映画を映画館で観られて良かった。来年も沢山観たい。
今年最後にいい映画が観られて嬉しかった。
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