キャップワカンダ映画館

映画 えんとつ町のプペルのキャップワカンダ映画館のレビュー・感想・評価

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)
3.7
プペルは良くも悪くも作者の西野さんのイメージがつきまとってしまう作品だと思ったので、YouTubeなどで人柄を理解して、アンチでもファンでもなくフラットな状態で鑑賞しました。

感情の流れや現実的に「?」となってしまう細かい所があります。
絵本なので子供向けの作品だから良いのかなと思っていたら、挿入歌が全て大人向けだったりして(コラボしたいアーティストが多い為、作品のイメージと違うバラバラのイメージ曲が入ってる)純粋に作品を楽しめない所があります。

ただ、全て3Dで描いていて他のアニメとの差別化、キャラクターデザインの優れた所や一貫して伝えたいメッセージ性は強く共感出来る作品でもありました。

「言い訳がよくない、行動が大事」という同じような事を伝えている作品は沢山あり、悲しいかなそれだけでは人生は上手くいきません。
しかし西野さんの違う所は実際にビジネスを成功させているノウハウと、それを共有しょうとしている姿勢と何十年の努力をしている所でそれが、作品を通して説得力を持って伝わってきます。

色んな人の力を借りて皆んなで進む、そういう西野さんの考えと行動が、挿入歌のバラバラさなどに現れているんだと思います。

何にしても、これはまだ1作目ですので、西野ブランドのアニメシリーズを何作も出して行ってほしいという期待を持ちました。