ほのすと

映画 えんとつ町のプペルのほのすとのネタバレレビュー・内容・結末

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)
1.7

このレビューはネタバレを含みます

公開当時にさんざん不評を受けてましたが、見たい作品だったのでやっと見ました!

アニメーションや背景、映像はとても綺麗。声を当てた俳優・声優さんの演技もよかったです。
原作は読んでいないですが、あぁ絵本ではこういう世界を描いてるのね。というのはなんとなく分かりました。

ただ、ストーリーとしては、
「描きたいシーン」「伝えたいメッセージ」をいくつも切り貼りしてる印象でした。プぺルやルビッチ、父親、母親…信念をもつキャラクターが他にもいましたが、それを語るシーンだけならええやんと思うのですが、それをストーリーとして落とし込めていないように感じました。なんというか辻褄が合わない。描いてないシーンは想像で補っといてくれって丸投げされてる感じ。

腐る通貨のなにが町を繁栄させるんですか…?
(劇中の町は、経済は活発かもしれませんが、閉鎖的で異端者を許さないし、夢みることすら許されない窮屈な空間に思えます)
レタの描かれ方(まるでいい人かのよう)もよくわからない。黒幕が黒幕でない。
作品の中ではいいものなの?悪いものなの?

あと時代監修がされてなくないですか。いまいち統一感がないのが気になりました。
町を管理する側がさすまたやらクワみたいな武器持ってるわりには白い車に乗ってるし…味方の女の人はごつい機械みたいなん背負ってますけど…。
火薬があるなら銃もあるでしょ。
敵側が弱すぎるので物語に都合良いだけのハリボテですよね。

ファンタジーだから!!と乗り切るだけの勢いという名の説得力もいまいちないかな…。
お金を払ってみる気はなかったのでアマプラで配信してくれてよかったです。
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