EDDIE

劇場版ポケットモンスター ココのEDDIEのレビュー・感想・評価

3.9
血縁や種族を超えた親子の物語。オープニングのココとザルードの親子の歩みを見るだけで感動。物語のアプローチとしては最近多いテーマのため新鮮味はないがこの手の作品にハズレはない。上白石萌歌のボイスアクトが良かった。

普段ならおそらく鑑賞するラインナップにすら入らないタイプの映画。
ポケモンに関しては小学生の頃にやった赤緑世代で、アニメはおそらく中学生以来観ていないのでサトシとピカチュウがどのような冒険をしてきたのかは全くわかりません。
だけど、今年はアニメ映画を8本観ており、あと2本でキリよく10本になるので本作と『えんとつ町のプペル』を観ようと考えた、とただそれだけです。

まぁ10数年ポケモンに触れてない自分でしたが、登場するポケモンたちが全然わからないことを除けば人間(ポケモン)ドラマ重視だったので、親切設計でした。アニメのポケモンを全然観てないって方でも全然大丈夫ですよ!

作品としては『チョコレートドーナツ』のような血の繋がりがないポケモンと人間の親子、『ミッシングリンク』で描かれた種族が異なっても絆が深まるというテーマのミックスのような感じ。とてもわかりやすく入り込みやすいです。
それなりに映画を観てる方からすると、新鮮味は薄いかもしれませんが、この手の作品で外すことはないです。

正直泣くことも覚悟して鑑賞しましたが、やはり新鮮味が薄いことから泣くほどまではいきませんでした。

だけど、TOHOシネマズの幕間のちびゴジラが大好きな私としては、可愛らしいポケモンたちにたくさん癒しをいただきました。
久しぶりに見たピカチュウは可愛かった。
リスみたいなポケモンも愛らしかった。

そういう意味では一つのセラピー映画ですね。癒されました、本当に。

まぁ気になる点としては森にメカが登場するんですが、その絵だけ異様にCG感があって浮いていたことですかね。あれは違和感ありすぎました。

上白石萌歌はボイスアクトもいけるとは多才ですねぇ。悪くないというレベルではなく、かなり上手かったと思います!彼女の女優だけでなく声優としての活躍も今後注目したいところです。

それにしても大作アニメや洋画吹替で山寺宏一はどこにでも出現するんですが、山寺宏一は影分身の術でも使えるんですかね。一つの個体とは到底信じられません。

ピカチュウ
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  / ⌒ ヽ
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※2020年劇場鑑賞158本目
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