ふかぽん

るろうに剣心 最終章 The Beginningのふかぽんのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

※殺人関連ワードがめっちゃ多くなってしまいました。悪趣味気味なレビューなので見たく無い人は見ないでね。ちなみに私は痛くなさそうなバイオレンスアクション映画が好きです。



原作は読んでいて前作までは欠かさず映画館で見ていたのですが、今は熱が冷め気味で、今回は2.5時間×2部作であることにハードルを感じ、どうせ2年後には日テレ金ローで放送するんだよなと思ってスルー決め込む勢いでした。


しかしTwitterで「佐藤健演じる剣心が超絶アクションで人を殺しまくるところは大スクリーンで一見の価値あり!」という口コミを見て俄然見たくなってしまいました。

The Begenningは剣心の過去編で人斬り抜刀斎としてバリバリ活動していた頃の話なんですよね。この頃はまだ不殺の誓いが無いし逆刃刀ではなくガチな日本刀を使っています。

佐藤健版の皆殺しのレヴューというわけね...映画館で見たくなっちゃった...


以下内容について


映画は剣心(佐藤健)がなぜか捕まって縛られて、大勢の幕府の人間に囲まれて大ピンチなところから始まります。

初っ端のアクションからしてすごい!

佐藤健がまず人間の耳を食いちぎっていた。
まじか??大丈夫なんだ?
その状態から口だけで敵の刀を奪って斬りつけ、ジョン・ウィックばりの勢いでその場にいる50人ぐらい皆殺しにしていました。佐藤健が強すぎるのか役人が弱すぎるのかもうよくわからん。B級感あるアクションでした。

最高!!!

蝿が飛んでるリアルな死体描写!最高!!


冒頭5分ぐらいの殺人描写でもう映画館に来て良かったな〜と思いました。


話はかなり原作から肉付けされている感じで、るろうに剣心という漫画原作映画ではなくオリジナリティ高めの幕末時代劇を見ているような感覚に陥りました。
池田屋事件〜鳥羽伏見の戦いまでの史実要素もあり新撰組が結構メインキャラクターでしたね。
幕末ってめっちゃ血が流れたんだな〜ということが改めて認識できましたね。そりゃ革命だもんな。
幕府側のお偉いさんの会食中にに剣心が正面から入って全員斬り殺すシーンとか問答無用ですごい。ここも良かった。

左之助や薫殿のような明治時代以降に出会うキャラは映画にほとんど出てこなくて、斉藤さん(江口洋介)くらいしか明治に通ずるメンツがいないんだけど
斉藤さんの牙突だけがめっちゃ漫画のキャラっぽくて浮いてしまってた。
斉藤さんは池田屋事件でも牙突してたんだな。


(中略)

ちょっと病んでる風で無愛想な巴(有村架純)はとても良かったです

しかし巴が客の男に配膳するシーン何回写すねん!!と突っ込みたくなった。

女が男に尽くしてまっせ!そしてそれをニヤニヤ見てる男たち的な絵面を一瞬だけならまだしもそんな何回もやられるとノイズになってくるわ。
女1人で男しかおらん居酒屋に行くシーンも普通に危なくてヒヤヒヤした。それだけ自暴自棄な精神状態だったんだろうけど。


剣心と巴の馴れ初めパートは
有村架純と佐藤健の美しい顔を見ろ。とにかく顔を見ろって感じのカメラワークでしたね。しかしこの辺がかなり長いので途中で眠くなった...

(中略)

そんなこんなで剣心の命が狙われます。
剣心を殺すための森のトラップのガチさがすごい。そして紙一重で回避する剣心。すげ〜
1人を殺すためだけに爆弾がたくさん用意されてるの笑ってしまった。


そして...そんなこんなで巴が剣心を庇って亡くなってしまいます...
巴の遺体をお布団に寝かせている横で
剣心がおもむろに包丁を持って野菜を切り始めたシーンで混乱した。
え、料理してる...?
米まで炊いて食べ始めた...!

最愛の人が半ば自分のせいで死んだ直後でも普通に飯を作って食う剣心...この男は生きる気満々でシンジ君のように喋れなくなったり食べれなくなったりしないんだな...


桂小五郎との会話でも「今までたくさん人を殺してきたけど新しい時代が来た後は人を活かす剣を使っていきたいっすね!」って言ってたしやっぱりしぶとく生き続ける気満々なんだな〜っていうのが分かって良かったです。
剣心のバイタリティの高さに変に感心してしまった。

でも剣心は弟の縁と面識ある癖に勝手に巴さん火葬したらそりゃめちゃくちゃ恨まれると思ったわ!
ちゃんと縁に一報入れたのか?
次作では縁(新田真剣佑)にめちゃくちゃ恨まれる剣心が見れるけど評判見る限りだと映画館では見ないかもしれない。


映画全体としては超絶アクションを浴びつつ幕末ものの雰囲気がざっくり味わえて楽しかったですね
今度公開の「燃えよ剣」と合わせて観ても面白いかもしれない。
ふかぽん

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