ころり

17歳の瞳に映る世界のころりのレビュー・感想・評価

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)
3.8
余計な説明は一切なく、オータムが経験した数日間を淡々と映すのみ。
地元に帰ってからも彼女が乗り越えなければいけない壁は多いのだろう。

男性性に対し対処する術もなく翻弄されていた思春期の頃の自分と重なり、やるせなくなった。

加害者意識はないのだろうが、ただ「あなたとは違う価値観をもつ可能性がある人間」ということを認識してほしい、できればお互いを尊重したいとも思う。
だけど自分より下だと思った相手を、人間として扱える人ってどれだけいるんだろう。
だから自立することが大事なんだと思う。

性行為に対してもっと授業で現実を教えた方がいいと思う。指導者の主観はいらないけど、性行為をしたら赤ちゃんができる、できた時はこういう選択肢がある、事実をもっと共有してほしい。
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