主人公が堕胎するまでのお話
胸が痛かった
オータムはもちろんだけどスカイラーもかなり辛そうで、嫌だけど仕方なしに男の相手をしていたんだよね
本当はお酒だって飲みたくもないのに
一見優男に見える若者もそうだけど、アルバイト先の上司の男性だったりそういう悪意を持って近付く男の視線は少女にだって分かるし本当に薄汚くて下劣
オータムは大人びていて冷静に見えるけど、カウンセラーとの問答のシーンではやっぱり小さな少女に映ったしああいう質問項目は必要だと分かってはいるけどやっぱり辛い
どんな経緯で妊娠したのか、相手は誰なのか深くは語られないけどそれでよかった
誰もそこを問い詰めなくて安心した
それからオータムの決断を尊重してくれたことにも救われた
自然に(手術無しで)流れてくれないか、サプリメントを過剰摂取してみたり自分のお腹を何度も殴ったり、それが痣になっていたり、その描写で泣きそうになったけどこれがこの世の中には溢れている
相談も出来ずお金も無く望まない妊娠をしてしまった全ての女性にもっと救済が欲しい
一息ついたところで美味しいパンを食べながらの
｢体には毒かも｣｢でもハートにはいいかもよ？｣
ってやり取りにはほっとしたのと同時に少し泣きそうになった
今はただただ美味しいものを美味しいと食べて笑顔になって欲しい
