このレビューはネタバレを含みます
妊娠発覚から中絶までの過程をゆっくり静かに進んでいく作品だった。タイトルにあるように、瞳にフォーカスしたシーンが多かったな。
2人でパンを食べてるシーンはすごく印象に残った。やっと2人の笑顔が見れた気がする。それまではお金のこと中絶のこと親には言えない、誰にも頼れない状態だったから常に気張ってる感じがあったけど、全てが終わってなんか安心した感じが見えた。
未成年の中絶で親にも話せなくて、更には望んだ妊娠じゃなかったからこそ誰にも話せないオータムの苦しい気持ちも伝わったし、映画のシーンでは、未成年はもちろん未成年以外にも当てはまるような女性の生きづらさも描かれてるような気がした。
中絶のことはよく分からないし、正直あんまり考えることがなかったから新鮮だったけど、アメリカの中絶問題はもちろん、日本の中絶制度についてもちゃんと知りたくなりました!