アリちゃん

17歳の瞳に映る世界のアリちゃんのレビュー・感想・評価

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)
3.7
女であることの虚無感、不条理。序盤からしんどさを煮詰めたような。不安定に揺れる心情を伝えるクローズアップ、沢山の人が周りにいるのに世界に2人だけみたいな孤独。少女達の繋がりの強さとその意味。反対派の意見はずっとオータムの心と体を置いてけぼりにして、本当に寄り添ってくれたのは中絶手術に関係するスタッフやカウンセラーだった。
女性の権利が守られて欲しい。自分の体について決定権を持つこと、全ての人の権利が守られて欲しい。女の子たちが男だったら良かったと一瞬でも思わずに済む世の中になって欲しいよ