アリちゃんさんの映画レビュー・感想・評価

アリちゃん

アリちゃん

パーソナル・ショッパー(2016年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

喪失を抱えた人が待つことをやめて自分の人生に戻れるのか。
他人の服を選ぶことは死者の声を受け取る霊媒と同じく、誰かの代わりに動く「媒介」のようでもあって、兄の不在と他人の生活の間で主人公のアイデンティ
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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 〈ワルプルギスの廻天〉(2026年製作の映画)

3.3

映像最高。それだけでも映画館で観れて良かったなと思った。さやかめっちゃ良いキャラだな。すんごい詰め込まれてたから頭は疲れる。結局話も進んだのか変わらないのかよくわからなかった。新キャラ3人はちょっと多>>続きを読む

少年と犬(1975年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

愛ってなんだ? 食べられるわけでもないのに。
核戦争後の荒廃した世界。瓦礫と砂漠が広がる地上の無法地帯と地下に築かれた秩序立ったユートピアの対比。白塗りの地下住民たちや「農場送り」の設定などワクワクし
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野生の島のロズ(2024年製作の映画)

3.5

初めは島の中で異物な存在感だったロボットのロズが、次第に自然の中に姿も存在も溶け込んでいく、ビジュアルの変化が物語るその過程が感動的だった。もふもふ。触れ合った時の温かさが伝わってきて泣かせる。

処刑人(1999年製作の映画)

3.5

若ノーマンリーダス可愛い。兄弟はもちろん捜査官や他の登場人物たちもコミックのキャラクターのような濃さで独特な掛け合いが面白かった。スタイリッシュなバイオレンス描写が好み。

真夜中のサバナ(1997年製作の映画)

3.3

アメリカでいちばん美しい街に住む不思議な人たちの描写がとても魅力的。現実と幻想が溶け合うような、全体のミステリアスで気だるい雰囲気に惹かれる。

PIG ピッグ(2021年製作の映画)

3.5

これは良い裏切りというか、予想外にパーソナルで繊細な内面の話で、静謐な雰囲気と予想が出来ない展開に少し戸惑いはしたものの、描かれる深い悲しみと喪失感、ラストに示される再生の過程に胸を打たれた。

ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻(2023年製作の映画)

3.0

張り詰めた空気の中でキャサリンの聡明さと静かな強さが光ってる。ジュードロウの疑心暗鬼な暴君っぷりは迫力があって良かった。宮廷の美術や衣装など見応えがあった。

不都合な理想の夫婦(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

主演二人の演技と薄暗い豪邸や馬が表すものなど演出が好みだった。虚飾が剥がれ変化していく家族の姿に心理的に揺さぶられる。満たされる事のない夫の空虚な内面は哀れで共感してしまうような部分もあった。時代背景>>続きを読む

盲山(2007年製作の映画)

3.3

ドキュメンタリーのような生々しさで当然のように救いはない。貧しく寒々しい山村の風景が、そこに生きる村人たちの閉鎖性や当時の中国社会が抱える格差などの背景を物語っているようだった。社会の厳しさの中では人>>続きを読む

PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

思春期特有の嫌な感じがリアル。主人公の葛藤、グラデーションのように変化していく内面をしっかり描いた成長物語だった。サラから受ける印象が最初と最後で全然違って、何も出来なかったサラが最後にした選択と、初>>続きを読む

ウィッカーマン(2006年製作の映画)

3.0

オリジナル版のメッセージ性を大きく変えるような設定変更が意外だった。島民たちは見た目からして不気味でホラーっぽいカルト集団のようだし、元の主人公の尊厳や殉教者的な描かれ方とも違って、容赦のないラストが>>続きを読む

ウィッカーマン(1973年製作の映画)

3.5

主人公を通して異端として描かれる風習の奇妙さが面白く、価値観の相容れなさ、それまで信じてきたものが大多数の中で異端となる怖さが、ショッキングなラストも相まってジワジワと尾を引く感じだった。

エンゼル・ハート(1987年製作の映画)

3.5

じっとりとした不穏な空気が好き。デニーロの存在感。

CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

3.0

ぶっ飛んでるな。映画ってこんなに自由なんだな。体験型音楽映画。

ブラインドネス(2008年製作の映画)

3.0

極端な秩序の崩壊を描いているようで本質的には何も変わらない、見えなくなった事で見えてくる剥き出しの人間性と、見えている時には見えなかった社会のシステムや構造が残酷に際立つ設定だった。

リピーテッド(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

引用されるプーさんの一節が印象的に心に残る。毎朝不安と悲しみを繰り返す主人公が、記憶と共に徐々に自分を取り戻し希望的な朝の予感で終わる流れが好き。
主人公が背負った代償がハード過ぎるけど、罪悪感の檻か
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欲動する肉体(2022年製作の映画)

2.8

もう少し心情を開示してくれたら…むずかし。説明も少なく突き放された感。タブーを道徳的にジャッジするような感じでもなく、ただそうなる事が当たり前のようで、欠落を埋めるための繋がりなのかな。親子関係の歪み>>続きを読む

ツイスターズ(2024年製作の映画)

3.0

ド派手。楽しい。映画館で観れたらもっと楽しかったろうな。ケイトの過去のトラウマや恐怖を乗りこなすといった過程、ライバルチームの描写などが、エンタメの中でバランス良くまとまっていて、テンポ良く期待を裏切>>続きを読む

アウェイク(2007年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

術中覚醒とか想像するのも嫌だな。どうやって話進むのかと思ってたら意外性あって良かった。救いになるのは結局母の愛か。人間関係のドロドロさとの対比でその純粋さがグッとくる感じ。実際には起こってない意識下で>>続きを読む

サクラメント 死の楽園(2013年製作の映画)

3.0

POVならではの没入感でカルト集団の狂気や絶望が伝わってくるようだった。少し調べただけだけど実際の事件が強烈過ぎる。

胸騒ぎ(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

普段空気を読んで衝突を避けたり、善意を無碍に出来ないからと本音を隠すような人にぶっ刺さりそう。社会生活を営む中で通常美徳とされるようなものをシニカルに、少し意地悪な視点で描いていて面白かった。主人公が>>続きを読む

コンパニオン(2025年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ソフィー・サッチャー素敵。ジョシュが求める理想の恋人像が情けない。劣等感や自信のなさを表してるみたいだな。知能指数を調節出来るという設定がテーマに合ってるしユニーク。

ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

日常の中に差し込まれる幻覚の描写、悪夢のようなモチーフの数々に全編通して不安を掻き立てられる。病院の禍々しさがホラーゲームのようで今作の影響の強さを感じた。
ジェイコブの混乱や苦しみ、罪の意識、助けを
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バスケット・ケース(1982年製作の映画)

3.0

兄弟の愛憎模様。なんだか切なくもある。妙に濃い登場人物がわちゃわちゃしてるのはコメディっぽさもあって奇妙な面白さだった。ラストあたりが凄く良い。

スペル(2009年製作の映画)

3.5

こんなえげつない呪いかけなくても…!生理的気持ち悪さと理不尽な怖さと奇妙な笑い?が丁度良いし、主人公のキャラクターが好き。

トランスアメリカ(2005年製作の映画)

3.5

ロードムービーの軽やかな空気感で、複雑な事情を抱えた2人の変化していく関係性や価値観が温かく描かれていた。エンディング曲も良かったな。

日曜日の憂鬱(2018年製作の映画)

3.5

静謐ながらも張り詰めた空気感とゆったりと流れる時間の重々しさが魅力的だった。微かな表情の変化が素晴らしくて、台詞がなくても母と娘、それぞれの人生を想像させる。キアラにとって母から得られるもの、アナにと>>続きを読む

マネーボール(2011年製作の映画)

3.5

良い余韻だった。主人公の内面の孤独や弱さを映すようなシーンが丁寧で好きだった。データやお金が示す価値や単純な勝ち負けではなく、人はスポーツに夢を見る。熱さを求める。そんな風に感じた。

アマチュア(2018年製作の映画)

3.0

主人公の状況を打破していく聡明さと才能が輝かしい。まだ自分の楽しさの為だけに生きていたって良い年齢なのにな。アマチュアバスケの世界と貧困と家族の問題の中で、主人公が見せる成長の過程は無邪気さを失ってい>>続きを読む

イゴールの約束(1996年製作の映画)

3.7

親から離れるときの痛み。罪悪感と葛藤や寂しさ。主人公にとって自分自身を引き裂くようなものだったのかもしれない。傷つきながらも自分の道を模索する姿が胸を打った。ここから彼の本当の人生が始まっていくんだな>>続きを読む