この世で唯一目視できる神、シビュラシステム。それに魅入られた男・梓澤は公安局ビルを襲撃する。刑事課１係は、彼の仕掛けたゲームに立ち向かうのであった。TVシリーズの続き。
ハラハラのアクション、痺れる頭脳戦。今作の４分の３を占めるアクションパートは格闘、銃撃、ロボなど戦いのバリエーションが豊富。それに加えて、手の内の探り合い的な頭脳戦要素。キャラクターそれぞれの活躍もあり、見応えはたっぷり。
本番は後半パート。梓澤の目的が明らかになる。そして更に…？ 正直なところ、TVシリーズの展開からサイコパス３には大きな期待をしていなかったが、良い意味で裏切られる形に。主人公が慎導である理由がようやく理解できる。
不安定すぎる作画。なんか顔が崩れてるのよなあ、それも数多のシーンで…。作画崩壊が原因で集中が削がれないこともないレベル。これだけは本当に残念。
今シーズンの締め、次シーズンへの入りとして十分な出来栄え。だが、ファーストシーズンのサプライズと感動は未だ越えられない。かなり高いハードルだが、今後にも期待したい。
