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生きちゃったのpaguのレビュー・感想・評価

生きちゃった(2020年製作の映画)
4.1
この映画をすごいと思うのか、ただ辛いと思うのか、よく分かるのか、全く理解できないのかは見る人のバッグボーンによって受け止め方が全然違う。
私の場合、「大切なほど言いたいことをなかなか口に出せない」という心情は理解できるけど、そこまで深く共感できる登場人物もいない。みんな辛そうだなぁと他人事に感じながらぐんぐん進む辛辣な展開を見ていた…ら、大島さんのラストシーンで突然勝手に涙が出てきて自分が1番驚いた。
太賀さんと若葉さんのラストシーンでも感情の追いつかないところで勝手に泣いてたいた。
(泣く映画=いい映画と言いたいわけではなく、)3人の圧倒的演技の前に、登場人物に共感できない、とか関係なく感情が勝手に動かされる映画。

新体験でした。
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