ぶみ

デンジャラス・ドライバー 暴走開始のぶみのレビュー・感想・評価

3.0
次のドライブは、人生最後の旅になるかもしれない。

アーロン・ジェイ・ローマ監督、主演によるスリラー。
ウーバードライバーである主人公が、ある出来事に巻き込まれた一夜を描く。
これは、久々にイメージビジュアルや邦題詐欺案件。
原題は『End Trip』であり、クルマが暴走するわけでもなく、ましてや炎上シーンもない。
しかし、これが結構な面白さ。
客を乗せて走るドライバーの姿に、時折時間軸が異なったシーンが挿入されつつ物語は展開していくのだが、そこに秘められた謎は、想像していなかったもので、見事その邦題に騙されることに。
また、ウーバードライバーという職種や、そのクルマがキャデラックXT5というのも、中々今っぽい設定。
台詞も含め、其処彼処に伏線が散りばめられており、B級作品ながらきちんと作り込まれている反面、派手なカーチェイスを期待してはいけない一作。

誰もが真実を知ってる。
ぶみ

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