アメリカの家族物語のほとんどが「離婚した夫婦の設定」な気がするのは気のせいか。
自分の寿命が僅かとわかり、思春期の息子と向き合う決断と家を建てる決断をした。
この二時間の間の主人公はとても良いお父さんを演じていたが、癌と宣告されなければ腐りきったアナログおやじなだけ。
「何かがないと人は変われない」
この映画にはそんなテーマがあるように感じた。
ヘイデン・クリステンセンも劇中で変わりたいのに変われないことを悔やんでいた。
何かと向き合う難しさと、楽しさを「海辺の家」を通して感じていくそんな映画だった。