Rily

海辺の家のRilyのレビュー・感想・評価

海辺の家(2001年製作の映画)
4.0
アナキン・スカイウォーカーを演じた彼が今回、振り回すのは、“ライトセーバー”ではなく、“工具”…。(えっ…?)
ザ・ヒューマンだけど嫌いじゃないんですよねぇ〜。2回目。
ブリーフ一丁で海に向かって立ちションするとこから始まる本作…。隣人に注意されたと思えば「別に君のほうをみてしていたわけじゃない」という始末…。グッドです。

長年勤めた建築事務所を突然解雇されたうえ、病で余命3ヶ月。10年前に別れた妻との間には反抗期を迎えた息子がいる。その息子と海辺にあった家を壊し、新しい家を作るというはなし。
…うん、これだけみても、ザ・ヒューマン…。

やはり“海辺”なので、そこから望む1日を通しての情景が綺麗。

反抗期というか、イカレたパンク野郎な息子。ただ、親父も時折、イカれるんですよね。互いに嫌い、断絶してきた仲だったとはいえ、やはりこういうところは血が繋がってるんですかねぇ。蛙の子は蛙というか…。(飼ってる犬は車に向かって立ちション?してたし…)

お涙頂戴というシーンがあるわけではない。
ただ、不器用な男同志が、なにかを通じて、互いを分かり合えたような感覚になるというか…。
言葉っていうわけでもないんですよね。
ストレートにはいかないんですよね。
なんというか、男ってそういうもん…。
Rily

Rily