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海辺の家のVolvicinemaのレビュー・感想・評価

海辺の家(2001年製作の映画)
3.8
建築家として仕事に専念してきたが、リストラされ、その上癌におかされ、誰からも愛されなく孤独な人生を送ろうとするジェームズ。離婚して離れ離れになり、ドラックに染まり道を誤りだした息子と最後の人生を共に生きようとするストーリー。
父親として最後に息子を変えよう、何か息子に残してあげよう、そして自分を愛して欲しいと病気に苦しみながらも生きようとする姿が美しい。
海辺の家を舞台に、昔と変わりつつあるジェームズに対する離婚した妻の愛、息子が徐々に心をひらく姿を描く。
人はすぐには変われない、ゆっくりと時間をかけて変わっていくもの。優しく、心が洗われる作品。