学生運動って言葉くらいしか知らず、内容なんてほぼ知らなかったし、今まで調べることもなかった。自分が政治に関心が薄い現れなのかと思う。
この作品の中で映し出されるすべてが日本で起きた話とは思えない。別の国の話のように感じる。カッコいい国だったんだ。ほんとに今と全く違う。
東大生と三島由紀夫の会話のレベルが高尚すぎるのか、ふんわりしか理解できていない部分は多い。
でも双方のやり取りを通じて全体像が見えてくる。
そして三島由紀夫という人物像もハッキリと見えてくる。受け答えが本当に丁寧で紳士的で勇ましくてカッコいい。あぁ、こんな人間にならねばと思わされる。
印象に残った部分である"共通の敵は？"に対する芥さんの返答が今もこの国に長々と続いている深い問題だと感じた。
話は変わるけど東出昌大って東大出って見間違えるのは私だけだろうか。
