ふじPONっ

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実のふじPONっのレビュー・感想・評価

4.0
自分の主張を相手に一方的に押し付けずに、会話をしているのに驚いた。自分の中には、ワイドショーなんかで人の話を遮って自分の言いたいことだけを話して気持ちよくなっているヤツが染み付いているんだなと、自分にガッカリした。

東大生側からのちょっと悪意のある言葉や議題なんかにも、声を荒げる事なくユーモアすら交えて返していく。
しかし、当時の空気を知りまさにその場にいた人達の言葉から異様な空気感ではあったのだなと言うのが伝わる。

芥さんと三島由紀夫のやりとりはヒリつくが、その後のタバコのやり取りや、「殴る」と言ったヤツを壇上に上げてのやり取りは、良い雰囲気だった。

作品として観た時に、お前がナレーションするんかいってのはある
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