言ってることはよくわからんが、とにかく面白かった。
論敵でも敬意を払ってる。意見の違いを楽しんでるかのようだ。
ま、芥氏は別格だ。今でもあのまんまなところが、好きになれないけど、素晴らしく潔い。ちょっと編集に悪意も感じたけど、ご本人も納得なら、あれでいいんでしょう。
嫌だったのは、後付けジャンケンのようなこと言ってる学者さん。名前は書かないけど。
志を貫いて亡くなった三島氏は言うまでもなく筋が通ってると思うし、芥氏を除く全共闘メンバーがみんな何らかの苦悩を感じさせつつの今があるのに、学者さんだけは「全共闘は失敗してない。だって自殺してないもん」と、当たり前のように言い張る。
「失敗したのか」に正解はないから、意見はどっちでもいいんだが、その完成された自己弁護の態度がいらっときました。あの人のインタビューいらん。
その他の方のコメントは(特に平野啓一郎さん)、当時のやりとりの補助線として、見事に機能してる気がした。
とにかく、20代の若造に40を超えたおっさんがまともに話し相手をし、最後に「君らの熱情を信じる」って言っちゃうわけです。
三島氏の懐の深さといえばそう。ただのエンターティナーというだけではない。言語化能力が高いってこういうことを言うんだなぁと。(というコメントが、言語化が下手、笑笑)
最大のお笑いは「ナビゲーター」東出昌大
。どこへナビゲートすんのよ、単なるナレーターやん、笑笑。
「私たちに必要なのは、熱と敬意と言葉だ」、ライターの会心のまとめが、皮肉にも「あんたにだけは言われたくない」ってブーメランになっちゃったんだから、TBSも頭抱えただろうね。