おぴーる

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実のおぴーるのレビュー・感想・評価

3.5
最近、ツイッターでの不毛な議論、議論と呼べないようなリプの飛ばし合いに辟易していたので、この映画を見て人間は違う思想があってもこんなに話せるものなんだ…とびっくりしてしまった。
映画の中で言葉が力を持っていた最後の時代的な事を言っていたところがあったが(言い方は違ったので違うかも)本当にそう思う。今は討論ができない。討論をするメンタルの耐性がない。この映画に出てる人たちはそれぞれの芯があるからこそ柔軟に相手を受け入れたり煽ったり出来るのだろう。今、自分も含め芯がなく、ただ漠然と不安を抱えて生きている人、なんとなくの社会の正しさのようなものに依存しただけの人が多いのではないだろうか。どうしたら相手に嫌な思いをさせずに、角を立たせずにお願いをするか、みたいなことばっかり考えて生きている。
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