暖

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実の暖のレビュー・感想・評価

3.8
まさに知の闘いだった。
結局のところやはり社会を変えるのは、言葉しかない、ということ。イデオロギー批判を一つもしていなかったこと、すごくかっこよかった。
こないだフランスの激化するデモの状況について、パリに住む妹が電話してきた。「本当日本人って、良くも悪くも静かでおりこうさんよね」と話していたんだけど、この頃の日本の若者をここまで突き動すに至っていたものは一体何だったんだろう。僅か50年前。
世の中を、日本をよくしたい。
政治は他人事ではない。
あくまで現代的で平和的な手段を以て政治というものは変わっていかないといけないと思うのだけど、やはり言葉でしかないと思う。
私たち一個人のあげる声は全体に届き得ないし弱いものだけど、私たちの言葉を代弁してくれる人間を、私たちは選ばないと。だからどうやったって絶対に選挙に行かなければいけないとおもうのです。
これをみた今日は地方統一選の投票日。
三島が言ってた「私はね安心している人間が嫌いなんですよ」
これが忘れられない
これからのことを、自分ごととして考えていかなければいけない
暖