プライア

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実のプライアのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

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学生運動が盛んな時期に行われた東大全共闘1000人と三島の討論会。
当時を知る人達の談話を交えながらのドキュメンタリー。
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三島由紀夫って顔さえもあんまり知らん状態やった。
でも色んなことに興味を持とうと思ってるので、劇場で見てみた。

いやーこの人物、すごいの一言。
襲撃される恐れさえある中での討論会、腹が座ってる。

もっと怖い感じの人なのかと思ってたら物腰が柔らかく、
とにかく血気盛んで自己主張の塊みたいな学生の話もよく聴く。
そのうえで自分の意見を主張する、とにかく敬意に満ちている。

映画の中でも誰かが評してたが、言い負かそうとなんて一度もしてない。
同じ革命思想を持つ人種として、学生たちを説得しようとしてる。

そういう嘘のない発言は、違う考え方の人達にも受け入れられるのだろう、
時には拍手、時には笑いが起き、学生たちに受け入れられたようだった。
こういう生き方って格好いいな、って思ったわ。

ただ討論のテーマは少々難しい。ついて行けないことも多かった。
時代背景を知らないからというのもあるだろうが、深すぎるからだろう。
でもそんなのどうでもいい、大まかな歴史と雰囲気を知るだけで十分感銘を受ける。
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