三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実のmiwaのレビュー・感想・評価

東大全共闘の彼らと同じ歳でただ時代が違うだけなのに、この言葉の数々を理解するだけでも相当な労力が必要とされる、自分の教養の無さを痛感。
しかしなんだか高揚するのが不思議。同じ芸術というものをやっている身として刺激になる言葉が多い。

ドキュメンタリーとしてのある種客観性の欠如は確かに思ったが、映画の大部分を占める三島と全共闘の学生たちの闘論が、言葉の力強さたるものを現代に蘇らせ、物語っているようだった。

奥さんが夫を愛していたと今頃言うようになったっていうエピソードがすごく良い。