このレビューはネタバレを含みます
生き様 人生 生きる 死ぬ 想い 熱 本気 シリアス 眼 姿形 男と女 願い
知 思想
全くの無知で鑑賞しました。
なので彼らがあの場所で話した内容のほとんどは理解できてないかもしれない、だから彼らの思想、想いに反論も肯定も出来ない。てか普通に、うん、出来ない。難しすぎ。無知、怖い。
しかし、実際にその時代があった事、そんな想いを抱いた人達がいたという事、彼らの「今」を映像で見れた事(見れない人も三島由紀夫含めいますが)は忘れたくない。
全共闘のガールフレンドに「彼を愛していますか」と聞いた三島由紀夫に震えた。
愛してますと言って、今もその人の目の前にいる奥さんにも震えた。
三島さんと芥さんの議論の途中入ってきた学生が話してる時の三島さんと芥さんのタバコのやりとりはマジで物語をみてるみたく魅力的でカッコいいシーン。こんな事現実にあんの⁈ってなる。
言葉の次元というか話してる階層が違う気がしてしまう。
ああいうのやっぱり好きです。
芥さんが、あの時代が、言葉が力を持った最後の時代と言っていた。
僕は、
本気で言葉に力を乗せようとしてる人が圧倒的に減ってしまっているのではないかと思った。自分含め。
あやふやで猥褻な日本国。
現在の芥さんが画面に出てきた瞬間、あなたへで大滝秀治さんが画面に出てきた時を思い出した。
あの、画面を掌握しているようなズンとそこにいる重々しい感覚。
これはDVDを買う。