ゆち

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実のゆちのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

※頭の悪い若者の感想です。本当に伝えたかったことが理解できていない可能性が高いです。



予告編を観たとき、これは観なければ!と思い今年初めて映画館に行きました。
20歳になったばかりで自分にはまだ難しいなと思ったけれど、よく考えてみたら三島由紀夫さんと討論を行なっている東大全共闘の皆さんは20代前半…恐るべし。

三島さんは相手を困らせるために討論をしているのではなく(予告編を観て想像していた争いとは程遠かったのでここでは相手と言わせていただきます。)、お互いの意見を聞き合っていて、その時代における言葉の有効性を存分に思い知らされました。自分が生まれるよりもっと前の時代の映像、そして当時その場にいた代表的な人々の意見を集約し、現代に映画として蘇らせたことはとても意義のあるものであり魅力的だと感じました。

三島さんの自決は有名ですが、その自決に対する考え方、思想(非合法の暴力について)がその時すでにあったことが分かるシーンもあり、この伝説的な討論がどれだけ重要かがよく分かりました。

現代社会を生きる自分の友達や周りの人達にも是非観て欲しい。根幹には右左というものがあるのでなんとも言えませんが、このようなことが起きていたということを是非教育現場でも扱って欲しいと思う映画でした。



知的な人のユーモアのある言葉は面白い!



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