Boss2054

マシンガン・ファーザー 悪党に裁きの銃弾をのBoss2054のレビュー・感想・評価

4.9
2019年製の作品かと思わず疑いたくなるくらいシンプルな脚本⁉︎
1970年代のブルース・リーの出演作品の脚本と殆ど変わらない⁉︎
が、コレはホメ言葉。
アクション映画は、コレはまあいささか、イヤ、かなり、バイオレンスだけれども、
ストーリーはシンプルでなければならない。
私の持論だけれど、
シンプルなストーリーのアクション映画こそ傑作が多い。
スピードだって、ダイハードだって、傑作アクション映画はストーリーがシンプル。
シンプルなストーリーの中で、
多種多様なアクションをどう見せて行くかがクリエイターサイドの腕の見せ所だと思う。
ところが、昨今、ホンを凝って、それで面白ければまだしも、大して面白くないからね、その上でアクションを見せようとト云う作品が多い様な気がする。

多分、アクションのアイデアが行き詰まってしまって、
複雑そうなホンで、つまり、ストーリーでごまかそうトしている様な気がする。

ところがコノ作品は、
シンプルなストーリーの中で、
いかに多種多様なアクションが見せられるかにチャレンジしている。
その心意気が良い❣️

敵役たちも堂々たる悪役振りで、
善意のカケラもない。
そう、アクション映画の悪役はこうでなくちゃね。
実は、ホントの黒幕は別にいました的な展開は一切ない。
画面上で起こってるコトだけ追い掛けていれば良い。
あまりにシンプル過ぎて、
観ている自分が邪推してしまうコトを度々反省さえする。

かと云って、伏線も張ってない様なフラットなホンではない。
何故か今時、教科書通りなのだ⁉︎
なので、飽きずに最後まで観られる。

アクション映画ファンにはオススメだが、
前記した様に、
多分にバイオレンスなので、
バイオレンスが苦手な方は注意して観るコトをオススメする。

ああ、面白かった❣️
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