ヒラリー

燕 Yanのヒラリーのレビュー・感想・評価

燕 Yan(2020年製作の映画)
3.5
OAFFで逃して終映週にギリギリ駆け込み鑑賞。
5歳の時に出て行った台湾人の母と兄
残された僕(燕)と父
父の事業が上手くいかず、書類を届けるよう頼まれる。
自分を置いて行った母と兄にどんな顔して会えばいいのか、どう思ってるのか…色んな葛藤を抱きながら単身台湾へ
あの時子供だったから分からなかったとはいえ自分の心無い言葉で母を傷付けたと自省する燕の姿に自分にも思い当たる節があり過ぎて辛くなった…
置いて行かれた弟と残りたかった兄
互いに生き辛さと抱えながら補われる事なく別々の国で育った兄弟
こういう別れ方だと余計に後味が悪い…誰が悪いとか何かが悪いとかじゃないのに。
写真裏面のメッセージにつられてポロポロ泣いてしまったけど最後の演出…いらんかったんじゃない…
似た題材だと僕の帰る場所の方がドキュメンタリーと見紛う程のリアルを映してくれてたかな。

一青窈に似てると思ったら本人だった(エンドロールで確認)
台湾行き台湾
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