ちゃんた

さんかく窓の外側は夜のちゃんたのレビュー・感想・評価

さんかく窓の外側は夜(2021年製作の映画)
3.1
幼い頃から霊が見える特異体質を持ち、その事に苦しんでいた三角(志尊淳)が、霊は見えないが除霊が出来る男、冷川(岡田将生)に出会い、彼のやっている除霊事務所で助手として働くことになる。除霊業務を行う中で刑事から相談された1年前の連続殺人事件の謎を追うこととなる。

原作は特に知らないので、無知の状態で見た。オカルト感のある内容だと思っていたが、想像してた以上にオカルティックホラーな感じだった。所々グロいところもあって、そういうのが苦手なので途中大丈夫かなと不安になったけど、何とか見ることが出来た。

オカルティックな作品は割と好きなので結構楽しく見れたんだけど、色々と雑でよく分からない部分があったり、オチもなんかよく分からない感じ。せっかく設定が面白いのに、大事な部分をごまかしちゃった感じがして、ちょっと残念だった。

作品の内容以外に平手友梨奈の演技を楽しみにしていた。前作の「響」でなかなか良い演技をしていたものの、秋元康の望む演技をさせられた感じが強く、もっと色々な姿が見たいと思っていた。本作に秋元康が関わっていなかったようだけども、やっぱり雰囲気だけの演技ばかりになっていて、これもまた残念なところだった。

そんなわけで、オカルティックな雰囲気とか設定とか良いし、配役もすごく良かっただけに、色々と残念なところばかり目立った映画だった。次回作があるなら、次はスッキリさせてもらいたい。
ちゃんた

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