つながりとか見えないものとか悪意とか、そういうものに引っかかった方へ全力で原作を推したい。
観る前情報でも観賞後の掘り下げでも是非。
この実写化はテーマの再設定からそれっぽい編集まで難所ばかりだろうに、ジャンル概念を遠ざけてここまでまとめ上げるのはすごい。
ただストーリーテリング力(？)もっと欲しかった。相沢友子さんなのにあれ…(と思ったらご本人もカットされ具合嘆いてた、監督の悪手はここ)。
もやもやはすれど観て損はない！
衣装とカット割りでらしさと説得力は滲んでた。ような気もする。
原作で描かれる身体性を、食べる肉に凝縮してるのが面白かった。生きる人間、食さえあれば。冷川をすくいあげた運命と肉。
1番好きなシーンは呪いの装置を見つける時の指差しシンクロ。つながりをこんなにかわいくシンプルに表現できるのかとあっぱれでした。
志尊くんのお手紙の言葉が、平手友梨奈が自分にかけた呪いと絡むように縛りついて、その接点から化学反応みたいに効力を生じたら良いな。
あなたを理解する人は見当たらなくても、その感情と似たものを持つ人はいる。その人たちのために身を削ってくれるのに、自分は受け取らないって寂しい。もう少しだけ、魂ガバガバにしてみない？？？
平手さんに素敵な出会いがあってよかった。ひーふみ再共演できてよかった。平手友梨奈ちゃんがこの作品好き、非浦英莉可はなんかわかるの連続と言ってくれてよかった。
さんかく窓ファミリーありがとうございました。、
