タイトルの"さんかく"の意味としては、三角を通して冷川は霊の見える世界へと入り込む。さらにいうと三角が冷川の霊を見るための窓となっている。と捉えることもできれば、冷川の結界がさんかくになっていること。そうとも捉えられた。でも根本的なメッセージとしては"信じること、信じないこと、損得関係なしに人を助けること"というメッセージも込められているのではないかと思った。何度も"信じる、信じない"という言葉が出てくる。そして"助けて得なことはない"その言葉に誘導され、最終的に自分の得すること以外は手助けをしないのか、生きることを苦しむ人を見捨て、自分が生きやすい世界を作るのかという物語になっていると思った。
