『ぼくのエリ、、、』との比較で特に気になったのはアビーとトーマスの関係性を明確にしているところだ。そもそも原作における2人の関係はヴァンパイアと小児性愛者という関係性であり、『ぼくのエリ、、、』の方ではそこの2人の関係性について全くと言っていいほど説明を省いて、まるで将来のオスカーの姿であるかのようにうまく観客に想像させている。それに対して本作ではアビーとトーマスが幼かった頃の写真をオーウェンに見せることで原作の2人の関係性の可能性を観客にあまり感じさせない、むしろ、『ぼくのエリ、、、』の2人の関係性を採用しているように思われる。
また、本作では『ぼくのエリ、、、』にはなく、原作では描かれていた警察からの目線が足されている。そう言ったところからも本作が映画とほんの折衷案的作品なのかもしれない。
クロエかわいい
